人間の記憶って不思議

最近子供の頃のことを意識的に振り返っています。

だけど、これは本当に自分の記憶なのか、それとも(大きくなってから見た)ホームビデオや写真で得た情報を記憶と勘違いしているだけなのか、はたまた完全に自分の妄想でしかないのか、曖昧な記憶が多くてビックリ。

あと、細切れでは思い出せるんだけど前後の記憶がすっぽり抜けてるものがあったり。

 

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例えば。

学生時代に初めて、いわゆるデートで映画を観に行こうってなったとき。

ハリーポッターの一作目で、クリスマスで、楽しみにしていたのに、彼氏にドタキャンされたのです。笑

当日の朝、彼から電話があったことは覚えてる。その時に電話の横にあったメモ帳の柄まで覚えてる。

だけどその後のことは全然思い出せない。

映画館で、そのハリーポッターの映画に感動した覚えはあるから、たぶん一人で見に行ったのかな?

それ以降も同じ彼と付き合っていたから、そのことが原因で喧嘩したりもしてないと思うんだけど、

果たしてドタキャンの理由も、その後のことも全然覚えてない。メモ帳の柄が強烈に頭に残ってるだけ。

 

もう一つ。

同じく学生時代の、ちょっと悪いことに憧れてたころ。

時効だと思って白状すると、無免許で車を運転していて警察に捕まったことがありました(無免許で運転とか今思えば恐ろしすぎる。当時の自分に会えるならひっぱたいてやりたい)

悪い先輩に、もし捕まったら自分の知り合いの免許持ってる人のフリすればいいよ、そしたら免許不携帯ですぐ解放されるからって吹き込まれていたので、

素知らぬ顔で姉の名前と生年月日でごまかしてたんだけど、最後の最後に免許の取得時期を聞かれて答えられずに嘘がバレてしまいまして。

それまでも補導されたり結構警察の方にはお世話になってたんだけど(本当にお忙しい社会の皆さんに迷惑ばかりだった)

嘘をついてごまかそうとしたのは初めてて、それがとても怖くて怖くて、普段温厚で放任主義の父母にも相当怒られたと思うのですが、

自分の記憶はその後警察でお茶を頂いたところまでで、そのお茶を出してくれた婦警さんの胸ポケットにドラえもんのボールペンが刺さってて、「あ、警察の人もドラえもんのペンとか使うんだな」って思ったことはしっかり覚えてますが、

親が迎えに来てくれたところとかその後のことは一切覚えてません。そして怖くていまだに親に聞けない。笑

 

何だろうな、重要なところがすっぽり抜け落ちていてその前後の一場面だけが象徴的な感じで残ってるだけ。

もしかしたら自分が忘れたいと思ってるからなのかもしれない(特に後者の記憶は)。

 

でも、機械みたいにすべての情報をずっと保管し続けていたら、きっと人間は生きていけないんだ。

都合よく忘れたり、忘れたくても何度も脳内再生してこびりつかせたり、一部適当に改ざんしたり、解釈を変えたり、

そうやってご都合主義で書き換えたりデリートできることで今日も一日生きていけるんだね。

人間の能力ってやっぱりすごいんだな。