学生時代から、ちきりんさんのブログはずっと読んでいます。
自分には思いつきもしない発想だったり、着眼点だったり、文章もわかりやすくて、いつもとても勉強になります。
著書も見つけるたびに読んでいますが、本屋さんで新しい本を見つけたので早速購入してきました。
自分の時間をどう使うかを、自発的に決めていく

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Kindle版
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「仕事よりも自分優先で生きる方法を教えます!」だって。
今の自分にぴったりのテーマじゃないか、と思って読み始めたんですけどね、これが本当にドンピシャで響きまくりの1冊でした。
そして相変わらず、ちきりんさんの発想と自分の思考停止状態の差。いっそ気持ち良いほどでした。
例えば、学校教育が、生産性の観点から見るとダメダメよね~というちきりんさん。
大学で4年間かけて教えていることが、生産性をあげれば1年くらいで教えられるよっていう、その「1年」という数字がどこまで現実に即したものか、私にはわかりませんが。
そもそも何十年も前の、紙と鉛筆しかなかった時代に4年かけて教えていたことを、今でも4年かけて教えているなんて、あまりに進歩がなさすぎると思いませんか?もし4年分を1年で教えてもらえたら、時間だけでなく費用も1年分ですむのです。
こう言われると、確かに、と思います。
時代がこれだけ変化しているのに、そこは今でも昔の通りなの?っていうことは自分の身の周りにもたくさんあります。
だけど、気付けないんですよねー。あたりまえだと思っちゃってるから。
こうやってはっきりと言われると、自分が普段いかに思考停止してしまっているのかを痛感します。
もちろん、あえて昔と同じやり方を貫いているという場合もあると思いますが、そうじゃない、単に「前からこのやり方でやってるし」で続けているのだとしたら、もしくはそもそも何も考えずに続けているのだとしたら、ちょっと危険。
なにをやるにしても自分の貴重な資源を最大限に有効活用できる生産性の高い方法を見極め、可能な限り高い成果を得る、そういう方法を身につけないと、やりたいコトをすべてやれる人生は手に入りません。
大学教育を私たちが変えることは難しいかもしれないけど、自分で制御可能な範囲を変えることはできる。
自分の今日一日、今週一週間、今月一月、この一年、この先10年。自分に生まれたこの一生。
できるだけ自分に大きな価値を与えてくれる時間の使い方をしたい。
こちらの本は時間だけじゃなくお金の話も出ていて、かつ「じゃあどうすればもっと生産性を高めることができるか」も丁寧に書かれているので、たくさんの人に読んでほしいな。
私たちはいつだって自分の手に、時間とお金という人生の希少資源を持っています。それをなにに使うのかは、どの段階であれ、きわめて自覚的に決めていくべきことです。
そう、何ごとも自分の頭でちゃんと考えて、自分の意志で選んでいくべき。うん。